2014-03-18 第186回国会 衆議院 本会議 第9号
すなわち、冷戦期以来続いていた北方重視、基盤的防衛力整備の考え方から、南西方面へ戦略重心をシフトさせ、想定される事態に適時適切に対処し得る所要防衛力の整備という考え方に転換したものであります。 民主党政権時、この戦略コンセプトの実現を担保する予算や兵力構成上の裏づけは、必ずしも十分ではありませんでした。
すなわち、冷戦期以来続いていた北方重視、基盤的防衛力整備の考え方から、南西方面へ戦略重心をシフトさせ、想定される事態に適時適切に対処し得る所要防衛力の整備という考え方に転換したものであります。 民主党政権時、この戦略コンセプトの実現を担保する予算や兵力構成上の裏づけは、必ずしも十分ではありませんでした。
私どもは、基盤的防衛力整備構想という構想のもとに、日本が防衛力を整備しなければ、そこに空白が生じ、かえって力の不安定を招くことになる、だから独立国として必要最小限の防衛力を整備するという、何か、わかったようなわからないような構想でありますが、それは、この地域においてバランスが保たれていたということだと思います。 もう一つは、高度経済成長であります。
大綱は、従来の基盤的防衛力構想によることなく、動的防衛力を構築することとしていますが、基盤的防衛力整備をやめて動的防衛力を整備するのか、それとも、基盤的防衛力とともに動的防衛力を整備するのか、新安防懇の報告書では前者のようでございますが、森本防衛大臣の前任、先任の大臣答弁では、この点が明確ではありませんでした。森本大臣、見解を伺います。
しかし、よく議論しますと、基盤的防衛力整備構想というのは、小学校の子供程度の学力しか日本の防衛力ないから全部底上げしようと、国語も算数も社会も理科も、そういう観点であったわけです。 当然、そのときには財政制約があり、それから歴史的、政治的制約がある。
○舛添要一君 そこが基盤的防衛力整備計画と動的防衛力構想の決定的な違いだと私は思うので、決定的な違いの一つ。 つまり、もう前から脅威とは何ですかと言ったときに、ケーパビリティー、能力と、インテンション、意図、今おっしゃったとおりですよ。だけど、軍事力を、兵力構成を考えるときには、ミサイル飛んでくるんだから迎撃ミサイル、PAC3を持たないといけなくなるわけですよ、そうでしょう。
それじゃ、今までの基盤的防衛力整備構想というのは静的であったから動的に変えたんでしょうか。
○石破委員 特定の脅威を想定するのではなくて、我が国が力の空白となることによってかえって周辺地域の不安定を招くことがないように、独立国として必要最小限の防衛力を整備する、これが基盤的防衛力整備構想でしょう。それでずっと平和だったわけでしょうが。何でこれを変えなきゃいけなくなったんですか。
基盤的防衛力整備構想というのは、それがずっと続いていて、その間、日本は独立と平和を保ってきましたね。この基盤的防衛力整備構想をどういう理由で転換するに至ったのか、そしてそれが今回の大綱にどう反映されているか、大臣の見解を述べてください。
○石破委員 基盤的防衛力整備構想をなぜ転換しなければならなくなったのですかと聞いているんですよ。正面から問いに答えてください。
しかし、基盤的防衛力整備構想になってから、日本の周辺の脅威に対する視点というのは落ちていったような気がいたします。日本として平時持つべき防衛装備はこれこれであるということがいわば外の脅威の増減とは無関係に語られ、それに基づいて防衛力がGDPとの対比でつくられてきたということだと思います。 今度の動的防衛力構想というのはその点を正すものだと私は思いますので、歓迎しております。
それで、基盤的防衛力整備構想、すなわち、特定の脅威に対抗するよりは、我が国が力の空白となって周辺に不安定を生ずることのないよう、独立国として必要最小限の防衛力を整備する、これというのは一体何だ。これは捨てたんでしょうね。つまり、目的は力の空白を埋めることだった、どのような防衛力をつくるかというと、独立国として必要最小限の防衛力。
そして、基盤的防衛力整備計画、このことに対する考え方はどうなる。そして、日米安全保障条約は、基本的に自助というものを基本としている。バンデンバーグ決議というものを大臣は御存じだと思う。つまり、アメリカが何でもやってくれるという考え方は間違いだ。 いいですか、領域警備については、これはいいです、見解は求めません。
基盤的防衛力整備について伺います。 総理の諮問機関である懇談会、そこにおいて、基盤的防衛力整備構想を転換する、そういう提言がなされました。
しかしながら、この状況を考えたときに、基盤的防衛力整備計画の構想の説明なんかいいですよ。私はあなたより何倍も知っているから、そのような説明をしていただかなくて結構です。そういう話ではなくて、力の空白を埋めるためにどうすればいいのだというお話をしているのですね。そうなったときにどのように考えるかということを申し上げているわけですよ。
要は、基盤的防衛力整備構想というのがあって、それは冷戦時代のバランス・オブ・パワーというものが根底にあったんだろうと思います。
その意味で、違った観点から質問しますが、今の日本の主権というものは少なくともしっかりと守るというものが、一つの、絶対的なとは申し上げませんが、基盤的防衛力整備の考え方であるべきだと私は思いますけれども、その点についてはいかがですか。
したがって、基盤的防衛力整備とおっしゃったけれども、基盤的防衛力も、可変的なものあるいは状況依存、つまりパラメーターが入るんですよ、常に。ミサイル防衛で申し上げれば、北朝鮮というパラメーターが入る。そして、将来的に考えれば、やはり周辺国の防衛力増強度合いというのも基盤的防衛力整備の中のパラメーターに入れていかなきゃいけない。つまりは、絶対的な、普遍的な基盤的防衛力整備というのはない。
基盤的防衛力整備構想というのがあって、私は長官になったときに、この基盤的防衛力整備構想は時代に合わない部分がたくさん出てきたので、これは変えなければいけないと思ってまいりました。 すなわち、我が国が特定の脅威に備えるというよりも、我が国が防衛努力を怠ることによってこの地域において力の空白が生じ、この地域の力のバランスが崩れることを防ぐために独立国として必要最小限の防衛力を整備する。
○政府参考人(飯原一樹君) 正にそこの点は、従来、基盤的防衛力整備構想の下で弾道ミサイルに対する直接的な対応手段がなかったということで、率直に申して欠落機能であったということは事実でございます。
冷戦期におけるいわゆる脅威対応型から冷戦後における基盤的防衛力整備、こういったものから、今度は、先ほどもお話がありましたように、国際テロや新たな脅威に対応する形での多機能、弾力的な対応をしていくもの、こういうことで、今、前原議員の方からは極めて厳しい御指摘がありましたけれども、私たちは、基本的に大枠としてこれを了とする、時宜にかなったものである、こんなふうなとらえ方をいたしているところでございます。
多機能で弾力的な防衛力というのは、国際的な活動も含めてということで、幅を広げたということなんだろうというふうに思いますが、これまでの基盤的防衛力整備という、この基盤的防衛力の考え方というのは残っているのか、どこかへ行ってしまったのか、この点についてまずお伺いをしたいと思います。
その後の基盤的防衛力整備、これもわかりやすいなと。その次に来るものはどういうネーミングにしようと。それはネーミング云々というのもあれですが、集約的にどういう形を、さっき岩屋委員からもありましたが、国民によくわかっていただくために、そういう努力は結構ささいなことであって重要だと思うんですが、ヒントになるようなことを言っていただければありがたいと思います。
しかしながら、防衛力整備というものは、相手が非対称的である以上は、やはり単なる力の空白論だけではだめだ、力の空白論に基づくがところの基盤的防衛力整備構想というものがあるとするならば、それはまず検証してかかる必要があるだろうと思っています。 基盤的防衛力という考え方につきまして、私ども、政府の部内におきましても議論をいたしております。与党の中でも議論をいたしております。
○松本(剛)委員 寿限無寿限無と言われるとあれなんですが、先ほどの専守防衛の考え方にしても、この基盤的防衛力整備構想というのですか、基盤的という言葉を踏襲されるかどうかはまた今後議論の余地があると思いますが、やはり、わかりにくい部分があるとはいいながらも、原則を一つ決めた上でやっていくということが、防衛力というのは、当然反撃をする力であったり攻撃をする力そのものも指しますが、抑止ということ、これはメッセージ
そんなに軽々にできる話でもありませんし、在り方検討を行っておること自体は、これは隠しておるわけでもございません、事実でございますが、それじゃどのようにすべきなのかということについて、ましてや基盤的防衛力整備構想というものを見直すということを固めたという事実はございません。
ですから、先ほど申し上げましたように、私どもの防衛計画大綱、あれは大綱ですね、それから中期防においては、本当に力の空白論という議論がベースになって基盤的防衛力整備という形でいった。
ただ、私どもは、基盤的防衛力整備計画、基盤的防衛力という構想があって、そこから乖離が生じているということは私は率直に認めなければいけないことなんだろうと思っています。
基盤的防衛力整備計画、力の空白論というものを御案内だと思いますが、それは、こういうようなオペレーションをやることを想定して基盤的防衛力整備計画というものを構想したわけではないのであります。したがって、そことは乖離が生まれておるということは確かにあろうと思います。 そうしますと、補給艦も今ぎりぎりいっぱいで回しています。